フラーレン模型とドラーレン
                                   H.Y(製作)&M.O(文)

  60やC70をはじめとする一群の球殻状の炭素分子をフラーレンといいます。 グラファイトとダイヤモンドに次ぐ炭素の同素体です。フラーレンの構造は、炭素  原子の6員環と5員環がネットワークを組んでいます。C60では6員環の数が20 個、5員環の数が12個です。C60はサッカーボールと同じ5員環・6員環の配置 を持っているので、サッカーボール分子とも呼ばれています。
  現在までに生成単離されているフラーレンはC60、C70,C76,C78,C80, C82,C84,C86,C88,C90,C92,C94,C96などで,C120程度の高次 フラーレンは
 通常、ヘリウム雰囲気中でグファイトを放電して生成するすす中に、10〜15質  量%存在します。
  最も生成量の多いフラーレンはC60で、一般にサイズが大きくなるものほど生 成量は減少します。カリウムとの化合物(カリウム・インターカレーション化合物)  K60は超伝導体(転移温度19.3K)になることが知られています。
  このフラーレンを分子模型で作ってみました(写真右)。そしてフラーレンをつな  げてドラエモン分子を作りました(写真左)。顧問の先生がこの分子をドラーレンと 命名しました。
      さてドラ−レンCxのxはいくつあるでしょうか。