9の倍数
 
Aはn桁の自然数とする。
Aは
  A=an-1*10n-1+an-2*10n-2+・・・・+a1*101+a0*100 ・・・・@
と表せる。
ただし、
  an-1=1〜9,
  an-2,・・・・,a1,a0=0〜9
今、
  an-1+an-2+・・・・+a1+a0=9k ・・・・A
を満たす整数kがあるとする。
Aより
  a0=9k-(an-1+an-2+・・・・+a1)
これを@に代入して
  A=an-1*10n-1+an-2*10n-2+・・・・+a1*101+9k-(an-1+an-2+・・・・+a1)
   =an-1(10n-1-1)+an-2(10n-2-1)+・・・・+a1(101-1)+9k     ・・・・B
ところで、
  101-1=9
  102-1=99
  ・・・・・
  10n-1-1=99・・・・99
であるから、Bの各項は9の倍数である。
従ってAは9の倍数である。
 
[結論]
n桁の自然数の各桁を表す数の和が9の倍数
なら、そのn桁の自然数は9の倍数である。