Antibubble崩壊のscenario

薄膜中の空気圧は鉛直上方ほど小さいので、空気はAntibubbleの下方から上方へ移動する。このため液滴は下降して、薄膜が薄くなる。界面活性剤の疎水基同士が接近しファンデルワールス力の寄与が大きくなるくらいに膜厚が薄くなったところでAntibubbleは崩壊する。
薄膜中の空気移動(1次元ポアズイユ流)
-(dp/dx)+η(d2u/dz2)=0
2ρgR/R η(d2u/dz2)=0
d2u/dz2=-2ρg/η
境界条件 u(0)=u(ε)=0
 u=-(2ρg/η)z(z-ε)
 umax=ρgε2/(2η)
 umean=ρgε2/(3η)
 t=3ηR/(2ρgε2)

Antibubbleの持続時間
次の値を代入すると Antibubbleの持続時間 t=1530s=26min
R=1cm  η=10-5Pas  ρ=103kg/m3  ε=100nm

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