☆☆有機蛍光体☆☆
動機 研究(実験)内容を決める段階において”化学実験”という本を読んでいたら実験方法は簡単のようであったから。それに蛍光体は身近にあるような気がして、少し興味がわいてきたから選んだ。
 
目的 レゾルシンと無水フタル酸による”フルオレセイン”の合成。
 
原理 レゾルシンと無水フタル酸を加熱して反応させると”フルオレセイン”が作れる。
 
無水フタル酸
レゾルシン
点線内が水となって蒸発すると次のページのようになる。
 
方法
1)無水フタル酸(2g)としゾルシン(3g)を、蒸発皿等に取りよく混合する。★★★★1図
2)それを砂ざら上で熱し、急速に温度を上げ200℃に達せしめる。
★★★★2図
3)内容物は融解して褐色体となり、やがて黒色の塊に変わる。
4)30分ほどこの温度に保ち、冷却、内容物を取り出して粉砕する。
★★★★3図
5)30から40tの水とともに煮沸、ろ過して未反応物質を除去すれば黒赤色の粉末として得られる。
★★★★4図
結果 今の実験を5回繰り返した結果
   3,1g 3,6g 3,4g 3,8g 2,5g と、フルオレセインが摂取できた。水に溶かして日光に当てると緑色に蛍光を放つ     …………大成功
考察 
実験を何回か失敗したが、原因としては次の2つがあげられる。
   ・熱量不足  ・熱射時間不足
この2つは、実験を成功させる大きな“カギ”を握っている。この2つの条件が満たされたとき、初めて実験が成功すると、僕は思っている。